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『科学予測は8割はずれる 半日でわかる科学史入門』

 

科学予測は8割はずれる 科学予測は8割はずれる

科学予測は8割はずれる 科学予測は8割はずれる

 

 副題の、「半日でわかる科学史入門」は、決して大げさではない。なぜなら、本書はですます調で書かれており、物語のように話が進んでいくため、すらすら読み進めることができるからだ。早い人なら、半日と言わず3時間くらいで読み終わるのではないかと思う。

 

本の概要の説明は、著者に委ねよう。

 本書は、科学史の教科書ではなく、あくまでも「科学史エッセイ」です。古代ギリシアの科学の萌芽から始まり、物理科学の歴史を軸に、ほぼ年代順に科学の歴史を概観してゆきます。

私がこの本を書いた最大の理由は、すでに述べたように、現代日本が抱える諸問題を、科学史という観点から分析し、みなさんと一緒に考えてみたい、というものです。

私がこの本でやりたくなかったのは、背後にある人間模様や社会動静を無視して、教科書のように科学史の表面的な事実だけを羅列すること。

(一部省略)

 

著者の竹内薫氏は、『科学嫌いが日本を滅ぼす』という本も執筆されている。日本人の科学への関心の低さに警鐘を鳴らし、科学に親しんでもらうことを目的に書かれた本だ。良い本だが、個人的には、本書の方が 科学に親しみやすいと思う。

 

ともあれ、本書は気軽に読める「科学史エッセイ」である。科学嫌いの人でも取っ付きやすいこと間違いない。「自分は文系だから」と敬遠せず、むしろ文系の人にこそ読んでいただきたい一冊だ。